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天守(てんしゅ)とは日本の戦国時代以降城の中心的存在となった建造物をいう。殿主、殿守、天主などの字も当てられる。他に大櫓や天守櫓などと呼ぶ城もあった。現在では、天守のない城の三階櫓やそれに順ずる象徴的な櫓も天守に分類され、それらを総称して天守建築などということもある。
天守閣(てんしゅかく)と一般的には呼ばれているが、明治時代前後に見られるようになった俗称である。
概略
日本の城にある象徴的建物は、住宅として利用された安土城や大坂城等の天守等は別各として、時代が下がるにつれ、言わば、物置や空家のような建物となっていったことから中国の城の象徴的建物である正殿のような邸宅ではなく、西洋の城にあるkeep towerに近い。
外観で2重から5重のものがよく見られ、安土桃山時代の末には最終防衛拠点としての位置づけがされており、本丸に築くことが多く、本丸の中にある天守をさらに囲い天守郭(てんしゅくるわ)や天守丸(てんしゅまる)等ということもある。
特に、天守が上げられる土塁や石垣が積まれた高台(櫓台など)のことを天守台(てんしゅだい)といい、各城の事情により、規模、形状の違いがあり、高いことも低いことも、また、全く築かず、天守が建てられる曲輪のグラウンドライン上に礎石を敷き、建物が建てられることもある。天守台の内側を空洞とすることで穴蔵と呼ばれる地下階を造ることがある。
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城により、小さめの多重櫓を小天守(しょうてんしゅ)や副天守(ふくてんしゅ)また小天守との間程の規模のものを中天守(ちゅうてんしゅ)などといい、姫路城天守群のように小天守が複数ある場合には方角を冠することもある。それらがある場合特に大きな天守を、大天守(だいてんしゅ)ということが多い。それぞれを使い、建物におかれた立場や役目の説明を行ってきているが、全てがその城で歴史的に使われてきた呼び名というわけではなく特に定められてはいない。
御三階櫓と天守代用
天守には、天守のない城の御三階櫓や代用の多重櫓を含んでいることがある。
御三階櫓(おさんがいやぐら・ごさんがいやぐら)は、江戸時代の武家諸法度や一国一城令などの発布により、天守の建てられなかった、建てなかった城にあった3重の高層櫓のことである。幕府への配慮から天守の名称を避け、そう呼んだ「実質上の天守」である。城により御三階や大櫓とも呼ばれた。後に天守と言い直されたものもある。その名にもかかわらず、金沢城や水戸城のもののように内部は5階や4階であることもあった。天守と同様に本丸に建てられることが多かったが、徳島城御三階櫓のように二の丸に造られることもあった。現存している御三階櫓には、弘前城天守や丸亀城天守がある。
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しばしば、天守代用等と呼ばれている建造物は、主に「事実上の天守」の事を言うことが多く、その規模や意匠によっては、天守として扱うこともある(久留米城巽櫓、福井城三重櫓など)多重櫓のことである。このように認識されていた多重櫓は御三階櫓や3重櫓に限らず2重櫓もあった。しかし、これは、隅櫓や特殊な役目にある櫓を天守に代わる象徴的存在として認識・位置づけられたものでもあるため、御三階櫓ほどに天守としては見られないこともある。
(以上、ウィキペディアより引用)
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